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人生と投資のパズル (文春新書)

人生と投資のパズル (文春新書)人生と投資のパズル (文春新書)
(2004/02/22)
角田 康夫

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■□━━━━━━━━━
 この本を読んだ目的
━━━━━━━━━□■
株式投資において、銘柄の選択に対するヒントを得る。


■□━━━━━━━━━
    感想
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>>要点
? 行動ファイナンスに関する本。
? 行動ファイナンスとは、投資家や市場が実際にはこのような動向を示しているということを体系的にまとめた学問。
? 重要な理論として、プロスペクト理論があり、その中で重要な考えとして、参照点効果やフレーム、簡便法等がある。

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それでは、レバレッジしていきましょう!


著者
角田康夫氏
UFJ信託銀行に勤める、いわゆるサラリーマンです。
日本証券アナリスト協会試験委員を勤め、この本以外にも論文を多数執筆しています。
アセットマネジメントのプロですね。


表紙
『愉快なパズルを楽しみながら、さまざまな投資やギャンブル、そして人生の極意までも会得する本』
とありますが、言いすぎです(笑)
そもそも本書にパズルは出てきません。
本書の構成としては、心理テストのような例題が出され、それを基にして行動ファイナンスの一端を解説していくというものなので、おそらくパズルといっているのはこの例題のことでしょう。
まして、人生の極意は会得できません!!
人生の極意とは何ですか!?

とにもかくにも、表紙から本の概要を知ることは出来ませんでした。


目次
1. 行動経済学とは何をやるか
2. 損と儲けは紙一重
3. 見方が変われば品変わる
4. てっとり早い近道だが
5. 汝自身を知れ
6. 公開を避けるために
7. バイアスからの開放

う?ん・・・これを見た限りでは具体的にどんなことが書かれているのか分かりませんね。
気にせず先に進みましょう。


まえがきあとがき
しつこいようですが僕は、効率よく本文を読むためのヒントを前書きや後書きから探します。
本書では、「はじめに」に書かれていた『本書の目的』『対象とする読者』『本書の構成』が
これにあたります。前書きを読むことで本書のイメージがすごく湧きます。

『本書の目的』・・・行動経済学、あるいは行動ファイナンスを出来るだけやさしく紹介すること。

『対象とする読者』
・・・株式投資に興味がある人
・・・市場に打ち勝つ証券運用に興味がある人
・・・バリュー投資に興味がある人
・・・認知心理学に興味がある人 etc.

『本書の構成』
1. 文字通り、行動経済学というものを従来の経済学と比較しながら紹介。
2. キモとなるプロスペクト理論について説明。
3. 本質は同じ問題であっても、見方が変わると異なる選択をしてしまう「フレーム」の説明。
4. 簡便法とベイズの定理の説明。
5. 自信過剰と自己正当化。
6. 後悔回避と自己コントロール。
7. バリュー株投資を中心に投資と投機について考える実践的な章。

2?6章には、末尾に傾向と対策というまとめがあります。
まとめを読んでから本文を読んでもいいでしょう。


本文
『二万円与えられたが、次のくじを必ず引かなければならない。どちらを選ぶか?
(a)確実に得られる五千円
(b)25%の確率で二万円与えれるが、75%の確率で何も得られない』

上記のような例題を考えていきながら、行動経済学(行動ファイナンス)とは
どういうものかをわかりやすく説明します。

内容はというと本当におもしろく、僕のような経済の素人でも
行動経済学の基礎がわかるようになっており、且つ、非常に興味を覚えました。

というわけで、レバレッジ・リーディングの「緩急をつけて読む」
ということは一切せず、全部じっくり読んでしまいました(笑)

が、あくまでもこの本を読んだ目的は「銘柄選択のヒントを得る」ことなので、
そのことにフォーカスして書いていきます。

『本書の構成』に書きましたが、この本を読んだ目的に応えてくれそうな
部分は7章なので、7章を重点的に読んでいくことになります。


そもそも、バリュー銘柄がグロース株や市場そのものよりも勝っているという事実があり、
なぜそうなるかというと、市場がしばしば効率的な振る舞いをしないからであり、
そこには投資家の心理的なバイアスが働いているからであるというのが
行動経済学のテーマです。

従って、7章の「実践的な」章もバリュー投資が中心となります。

7章の小見出しを見ると、
・投資戦略への応用
・投資家への助言
という部分が重要であろうということがわかります。

では、順に見て行きましょう。

・投資戦略への応用
行動ファイナンスというものを投資戦略へどのように応用できるのか。
筆者は2点挙げています。
・他の投資家の行動の予測可能性
・リターンの予測可能性
つまり、行動ファイナンスの観点から今後どのように市場が動くのかを予測し、
先回りすることで超過リターンを得ることができますよ、ということです。
これはもちろん、投機的な意味ではなく、長期的に見た時の話です。

・投資家への助言
もちろん対象となるのは長期の投資家です。
いくつか羅列してみます。
・知らないうちに投機的習慣を身に付けていないか自問自答する。
・投資には時間が必要。
・短期的変動に振り回されないようにする。
・値段を頻繁に確認するのはやめる。年に1回で十分。

あれ?
これらのアドバイスはある株式銘柄を買った「あと」の心構えですね。
どのような銘柄を選択すればよいかというヒントにはならなかった。。。
やっぱり、バリュー投資に関しては「賢明なる投資家」が一番ですね。

ただ、ここで述べられていることは重要で、
自分では「投機」と「投資」の違いを認識しているつもりでも、
自然と保有する銘柄のチャートを確認して一喜一憂したりしてしまいがちなんですよね。
それで、株価が短期的に下がり始めたら売ってしまったり。
これってやっぱり、企業の「価値」ではなく、「価格」を見ているだけなので
所詮、株式の投機的な売買でしかないのだなと痛感しました。


>>次やること
保有銘柄の株価はなるべく見ないようにします!


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   目標達成度
━━━━━━━━━□■
★★★★☆
※目標を達成するにはちょっと違った内容でしたが、
大変興味深い内容だったのでおまけで4点です。


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  関連記事
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賢明なる投資家
バリュー投資の父、ベンジャミン・グレアムの最高傑作。
投資というものの概念が変わります。何回読んでもいい本だと思います。


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  関連ページ
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割安株式投資法 上方修正ドットコム 株初心者から学ぶ行動ファイナンス理論とファンダメンタルズ分析と定性分析で銘柄発掘
タイトルが長い。。。
正直見づらい。。。
が、行動ファイナンスに関していくつか記事を書かれており、
この本も紹介されているので、ご参考までに。

人生と投資のパズル (文春新書)人生と投資のパズル (文春新書)
(2004/02/22)
角田 康夫



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コメント
非公開コメント

小谷さん
おはようございます。ひでへんです。

行動経済学(行動ファイナンス)。
初めて聞いた言葉です。

そういったものがあるんですね。

いずれ、投資もしてみたいので、
興味深い本です。

ありがとうございます。
参考にさせていただきます^-^

感謝@応援していきますぅ~。

2008-01-29 09:22 │ from ひでへん@ちょいコガ マスターURL

ひでへんさん

コメントありがとうございます!
参考にしていただけるとうれしいです。

この本はオススメですよ。
本文にも書いたように株式投資にはあまり参考にならないかもしれませんが。。。

2008-01-29 21:53 │ from 小谷URL

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